2020年01月11日

ゲーム利用時間制限の条例は「現代社会に対する老害達のせめてもの抵抗」

ども、ネコギシです(=・ω・=)にゃ~

久々にブログ書きます。

というのも、とんでもない県条例が制定されるかもしれないというニュースを見ました。

こちら→県条例素案にゲーム利用時間制限 

この記事内容に対して、

ネット上や自分のTwitterのタイムライン上では批判・否定ばかりの大炎上。

自分ももちろん否定です。

まぁまぁまぁ、まずは、その内容を要約してみる。

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●香川県の県議会が制定を目指している条例要約

・対象:高校生以下の子供達

・内容:①ゲームなどの利用時間を平日60分、休日90分に制限
    ②夜間の利用は、高校生は夜10時以降、
     小学生・幼児を含む、中学生以下の子供は夜9時以降は制限する
    ③罰則規定は無いが、子供たちにその制限を守らせる事を
     保護者や学校の「責務」として明記する

・理由:ゲーム・ネットの依存症対策のため
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アホか(笑)

ビックリな事に、これが香川県の県議会でまじめに議論されていて、

本会議で可決されたら、香川県の県条例として制定される。

ツッコミどころなんて、山ほどあるからツッコんでいこう。

・そもそも、ゲーム・ネットの利用時間を制限するのはなぜ?

 おそらく、WHO(世界保健機関)が「ゲーム依存」を疾病扱いにしたことがキッカケと思われる。
 WHOが疾病認定した内容っていうのは、こんな感じ→WIKI
 要は、何よりもゲームを優先してしまう症状が出ている状態のこと。
 いやいや、これって、親や周りの人たち、要は個人レベルで考える事であって、
 条例というか、地域や組織のルールの中に盛り込む内容ではないでしょう。
 アルコールの依存症はあっても、飲酒を禁止する法律はないでしょう?
 ゲームやネットなんて、個人の自由であるものを、
 なぜ条例で時間制限されなければならないのか疑問。
 
・子供達を対象にする理由は?

 子供達がゲーム依存になってしまうのを恐れている、と仮定してみる。
 であれば、それは条例、法律で制限する事ではなく、親や保護者などの周りの大人たちが、
 子供達とコミュニケーションを取り、そうならないように取り組んでいくべきではないか。
 現代社会の家庭では親子のコミュニケーションをとるのが難しい、というのであれば、
 その親や保護者たちの労働環境や生活環境が改善されるように法律や条例を設けたり、
 子供達が外で遊んだり、ゲーム以外の事に夢中になれるような地域の取り組みをしていく方が、
 よほど健全では無いのか?

・60分、90分の時間制限の具体的な理由は?

 この時間設定って何なんだろう?(笑)
 どこかの研究結果から持ってきた時間設定なのか?そのエビデンスもないようですが。
 自分が子供の頃に高橋名人が言っていた「ゲームは1日1時間」を基準にしているのか?
 じゃあ、仮にその時間制限を守ったとしよう。
 子供達はゲーム・ネットが出来ないとなった状況で、何をするのか?
 他の事で遊ぼうとしても、今や公園では色んな事が禁止されてしまっている。
 どこかに行こうにも保護者同伴が必要。しかし、その保護者である親は仕事で忙しいからいけない。
 塾や習い事に通うのか?それも、家庭によりけりだ。
 仕方なく家で遊ぶとなっても、遊ぶにも親は忙しく、家にいなかったり、家事で大変だ。
 友達と集まっても、ゲームは出来ない。ネットも出来ない。
 アナログのゲームをするのか?それでは、あまり意味はないのではないか?
 そもそも、子供たちはゲームをしなければ勉強に向かうのか?それは「NO」だろう。

・罰則規定が無いルールに意味があるのか?

 罰則規定も無く、保護者や学校に「責務」を負わせる、というのも意味が分からない。
 「責務」とは(笑)
 そして、新たに「責務」を負わされ、罰則規定もないルールを守るべく、
 保護者や学校が何かしらの対応をしなければならなくなり、
 時間、費用、労力を無駄に費やす事になるのではないか?

・どうやって利用時間を制限させる?

 ねぇ?どうやるのよ(笑)
 ゲームを60分までと決めたとして、どうやって時間管理するの?
 プレイはしてません、ただゲームのアプリ立ち上げていただけですって言われたらどうする?
 プレイログまで管理して、制限するの?
 親のPCやスマホを使って遊んでいたら、
 何をもって子供が利用していたという証明をするの? 
 ネットだって、大人たちがネットをつないでいるテレビで一緒に動画を見ていたら、
 それも利用時間に入るの?
 SNSの利用もネットを利用する事になるけど、どういう風に制限するの?
 まさか、そういう具体策もなく、ルールだけ作ろうとしているのか?
 法律や条例っていうのはそうやって作られているものなのか?

で、ここからは自分の思う事になるが。

・ゲームやネットは悪い事というイメージを持たせたいのか?

 ゲームに限らず、その物事自体が悪いということはほぼ無いというのが私の持論。
 ギャンブルも、金や利権が絡むなど、人間の「感情」が入るから悪いイメージになるが、
 その物事のほとんどはただのゲームや競技である。
 パチンコ・パチスロも金が絡まなければただの玉弾きゲーム、コインゲームだし、
 競馬や競輪だって、一番早いのはどの馬か、誰かを競う競技だ。
 インターネットにおいても、今やIoTとして家電がインターネットに接続されている時代だ。
 これから、ますますその波は大きくなり、5Gの時代を迎えたら、
 劇的に社会が変わっていく、とも言われている。
 テクノロジーはこれからどんどん進化していくのに、
 そのテクノロジーの根幹でもあるインターネットを制限するのは、
 子供達に、現代社会に適応しないようにさせようという事ではないか。

・そもそも子供たちはなぜゲームするのか知ってるのか?

 そもそも、子供達がゲームをする理由はなんだろう?
 色々な理由はあると思う。
 一緒にゲームしているプレイヤー同士でコミュニケーションを取って、
 同じ趣味を持つ人間関係を構築する事も出来るし、
 今や、ゲームはesportsとなり、プロゲーマーを職業として目指す子供達も増えているが、
 自分は「褒めてくれる」というのが大きいと思っている。

 ゲーム内のキャラクターのセリフ、演出、表示される文字は、
 ボスを倒したり、クリアしたり、誰かを助けたりしたら、プレイヤーを褒めてくれる。
 だが、現実に身近にいる周りの大人たちは、
 もっと頑張れ、もっと出来ると励ましこそすれ、褒める事が圧倒的に少ない。
 子供達が頑張っても、これくらいで褒めてはいけないと思って、
 褒めない大人が日本だと特に多いと思う。
 子供たちは褒められたい。
 だから、身近にある物で自分を褒めてくれるゲームというコンテンツを、
 選んでいるのではないかと思う。
 逆を言えば、しっかり子供達を褒めてあげればいい、と思う。
 勉強に限らず、習い事でも、学校でやった事でも、友達とやった事でも、
 褒めてあげれば子供達は夢中になれる事はゲーム以外にもたくさんあると思う。
 現に、ゲームに興味がない子供達もいるはずだ。
 これを読んでくれた方も、誰かに褒めてもらったら嬉しい気持ちになる人の方が多いだろうし、
 褒めてもらえた事が何かをする理由にもなっているのではないか。
 
と色々書いてきたが、とどのつまり、この条例を自分は、

現代社会に対する老害達のせめてもの抵抗、だと思っている。

新しい物事や価値観を受け入れられない老害達は、

子供を含む若い人達が夢中になっている事が理解できていないし、理解しようともしない。

老害達は自己保身しか考えられないから、よくわからないけど体のいい大義名分を使う。

WHOという世界的な組織がゲームを否定するような認定をした事で、

それを自分たちに都合がいいように利用して、

老害達が理解できない「ゲームやネット」に夢中になる子供達を減らそうという抵抗、だと思う。

この条例は変化に対応できず、根本的な問題を解決しようとしない老害達が、

未来ある子供達の成長や変化を制限しようとしている、
としか思えない。

老害達が考えられない成長や変化をされてしまうと、自分たちの手に負えなくなってしまい、

自分達の立場、地位や権力が危うくなってしまうからだ。

本当に、くそくらえ!だと思う。

ということで、労働時間は8時間まで、という法律すら守れないこの国で、

こんな条例が成功するとは到底思えないですね。

では、今回はこの辺で。


posted by ネコギシ at 21:00| Comment(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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